四十九日の服装

四十九日法要のときにはどのような服装をするのか、悩んでしまうものですよね。
法事というのは細かな決まり事が多く忌明けに限らず、様々な場面でマナーを守らなければならないので大変です。
遺族であれば多少の失礼は許されるものの、そうでない場合にはその後の付き合いにも大きく影響をするものとなるだけに満中陰法要の服装に関してはしっかり抑えておきたいものとなります。

服装は遺族と一般参列者によって変わるものであり、遺族の場合には喪服の着用が基本となります。
遺族は直接亡くなった人と関わりがあるだけに、多少服装に関して間違っても咎められるということは無いかも知れませんが正しい服装ということを考えると喪服を着るということを覚えておく必要があります。
ただし、近年は親族であっても略礼装を着用するようにもなってきているので、あまり神経質に考えすぎなくてもいいかもしれません。

一般参加者の場合には略礼装が基本となるので、遺族に失礼がないようにしっかりと覚えておく必要があります。
略礼装は男性の場合には、慶事でも弔事でも対応できる物となっていてネクタイを付け替えることであらゆる冠婚葬祭に使うことができるため、これひとつ持っていればなんとか対応をすることができます。
一方の女性の場合には黒のワンピースがツーピースということになるので、このようなものを持っていない場合には社会人であればしっかりと用意しておくようにしましょう。

注意が必要な点としては時期によっては、コートなどを羽織る必要が出てくる場面もありますが、そのようなものに対してもマナーがあるということです。
寒冷地の冬場の四十九日法要となると上着なしには参列をすることは出来ませんが、それでも何を着てもいいということにはなりません。
厳禁なのは毛皮のコートなど、殺生を連想させるようなものは忌明けの服装としてはふさわしくないものとなっているので注意をするようにしましょう。